2025年12月10日のザ・スノーリーグ最終日で、平野歩夢が圧巻の演技で優勝。
2026年ミラノ・コルティナ五輪での2大会連続金メダルへ大きく前進しました。
さらに次世代の強豪も急成長し、いま日本男子ハーフパイプは“過去最高レベル”と呼ばれる充実ぶりです。
ここでは、その最新状況をわかりやすくまとめて紹介します。
平野歩夢が“王者の滑り”で初戦を制す
ザ・スノーリーグ最終日では日本勢が躍動。
1位 平野歩夢/2位 戸塚優斗/3位 山田琉聖 と、日本勢が表彰台を独占しました。
今年3月のスノーリーグ第1戦で敗れた戸塚優斗との再戦となった決勝。
平野歩夢は試合後、
「オリンピックのような張り詰めた空気だった」と振り返りつつ、
「前回は思い通りできなかった。ショーン主催の大会は絶対獲りたいと思っていた」
と語り、王者の強さを見せた大会となりました。
平野歩夢が五輪2連覇するための鍵
ミラノ・コルティナ五輪で“2連覇”がいよいよ現実的になっています。
そのためにもっとも重要となるのが、北京五輪で魅せた伝説のランをどこまで進化させられるか。
平野選手の強さは以下の3つに集約されます。
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異次元のエアの高さ
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世界最高峰の大技
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プレッシャー下での勝負強さ
特に注目されるのは、成功者が世界でもごく少数の
“トリプルコーク1440” を本番でミスなく決め切れるかという “成功率”。
これこそが、金メダル連覇への最大のポイントになります。
日本男子は“史上最強世代”へ!世界で戦う注目選手たち
ミラノ五輪を控え、今季の日本男子ハーフパイプは“黄金期”到来とも言われるほどの戦力充実ぶりです。
ここでは特に注目すべき3選手を紹介します。
戸塚優斗(とつか ゆうと)
高さのあるエアと安定感が武器で、今季はラン全体の完成度がさらに向上。
国際大会では毎回のように表彰台争いに加わる存在に。
さらに今季スノーリーグ第1戦では平野歩夢を破って優勝。
国内トップ争いを激化させた象徴的な勝利となりました。
平野流佳(ひらの るか)
ふわりと浮き上がる“スタイルと高さ”は世界でもトップクラス。
国際大会での表彰台が急増し、存在感が一気に上昇。
そして、
2023/24 & 2024/25シーズンの2年連続でW杯年間王者(クリスタルグローブ)を獲得。
世界トップの座を維持し続ける日本を代表する実力者です。
ミラノ五輪での“大化け候補”として期待が高まっています。
山田琉聖(やまだ りゅうせい)
急成長中の若手で、高さあるエアと安定したスピンが特徴。
2024/25シーズンのW杯では上位に入り、トップ選手との距離を大きく縮めました。
攻めの姿勢が魅力で、
“次のスター候補” として注目度が急上昇中です。
ミラノ・コルティナ五輪へ向けた代表選考の流れ
ミラノ・コルティナ五輪の日本代表は、今後開催される
ワールドカップ4大会の結果 を基に選考されます。
そして、
2026年1月に代表3名が決定。
史上最強の選手層となった今年は、例年以上の激しい争いが予想されています。
まとめ
平野歩夢は、北京五輪で世界を震わせた伝説のランをさらに磨き上げ、今季も圧倒的な存在感を発揮。
金メダルに最も近い選手であることは揺るぎません。
そして、
日本男子ハーフパイプは過去最高レベルの選手層が揃い、
五輪代表争いは史上最も激しいシーズン となっています。
平野歩夢の2連覇への挑戦、
そして日本代表3枠を巡る熾烈なサバイバルから、今後も目が離せません。


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